山葡萄(山ぶどう)のワイルドリース
SOLD OUT
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国産天然山葡萄(山ぶどう)蔓の魅力を活かしたワイルドリース。
シーズンイベントの華やかなリースも素敵ですが、天然素材の生命力溢れる蔓を最大限に活かしたリースも、味わい深いものです。厳しい自然の中で生きてきた、飾らない生命の美しさが、ここにはあります。
このリースは、天然山葡萄の蔓と、庭で育つ花や葉、木ノ実だけで作りました。薬品なども一切使わずにそのままドライフラワーになったものです。
自然とは常に未完成のもの。時の経過共に、変化するリースをお楽しみください。
季節が変わり、美しい花や葉、木ノ実と出会ったら、リースに刺し直してみてください。細いワイヤーなどで止めると、簡単に新しいリースに生まれ変わります。
*リースサイズ:直径約18cm
*自然の物の為、皮にスレ、キズ、ささくれ、汚れ、節、剥げ、曲がり等あり、色合い、肌質、厚み、幅等ばらつきがあります。ご理解の上お求めください。
<日頃の注意事項>
・外に飾る場合には、雨や雪の当たらない場所がおすすめです。
・未使用時は、風通しの良い場所で保管してください。
・高温な場所や陽のあたる場所での保管は避けてください。
・高温多湿や汚れがカビを発生させることがございますので、ご注意ください。
・ストーブなどで乾燥させると、山葡萄の蔦の素材が痛みますので、避けてください。
【リースのこと】
花や葉、木の実などの植物素材を使いつなぎ輪にしたもの、「花輪、花冠、冠、輪状のもの」を意味するリース【wreath】。
その歴史はとても古く、古代ギリシャ・ローマ時代が発祥とも言われています。人々は花や葉で輪を作り、聖なる場所へ飾ったり、祝いの席で用いたり、月桂樹のリースを「勝利」と「名誉」のシンボル”冠”や髪飾りとして与えられたり、賞として授けたりしていたそうです。
現在、その”終わりのない丸い形”は、「はじまりも終わりもない永遠の愛、平和」のシンボルとなり、ウエディングのブーケとして用いられることもあります。
また、欧米では、古くからリースは「魔除け」や「幸せを運ぶ」という言い伝えがあり、ドアや玄関に飾る風習があります。途切れることのない家族の無事な帰宅を願い、訪れてくる友人たちへの「友好」と「歓迎」を表します。
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山葡萄の蔓素材は、採取が困難で、加工も難易な素材ゆえに、とても希少で貴重です。
加えて、編み篭の中でも「山葡萄の蔓」は扱いが難しく、高度な技法と根気を要し、且つ、作り手の高齢化に伴い、今、山葡萄の篭バッグは少数の限られた職人さんや作家さんが作る芸術作品として扱われております。
「山葡萄」は自然の蔓樹皮なのなかでもひときわ優秀な樹皮材です。特に国内産、東北産は丈夫で質が高いと言われています。
通常自然界の素材は年数による経年劣化(腐朽、褪色など)はさけることが出来ませんが「山葡萄」の樹皮はこの常識を覆す素材で時を経る毎に光り輝くのです。
自然素材で編み込んだ「山葡萄かごバッグ」は利用するほど色艶などの深い味わいを醸し出し、洋装、和装、そして若い人からご年配の方までもが似合う、お洒落で気品ある(味わいのある)素敵な実用品です。
布袋農園ではそんな山葡萄の保全と山葡萄の蔓の採取~加工、そして篭バッグの技法を伝承する活動をしています。篭編みスター育成の講習会では全国から優秀な作家さんやかご編み技法を学びたい人達が集まり技能を磨いています。現在は未だ製造が追いつかず展示販売できる商品は極めて少数ですが、サイズや形などバリエーションも段々増えてきました。
篭バックの収益は、篭バッグを編む作家さんや職人(篭編みマイスター)は勿論、篭編み技法を伝承している人、山葡萄の蔓を採取する人、山葡萄の蔓を編みひもに加工する人、山葡萄の山を保全する人、山葡萄の苗を育てる人等など、関わる全ての人達でシェアされ、未来につなげます。
篭バッグの材料(山葡萄やアケビ他の蔓)も販売可能です。ご相談ください。